システムを導入する場合、対費用効果を考えるが、今までは、導入時のハードウェアの購入費用及びシステムの開発費用などの初期の発生費用が問題になることが多い。しかし、システムを使っていくうちに保守や運用のための費用もかかってくる。また、利用者のシステムを使うためのユーザー教育費用もかかってくる。システムトラブルによる損失費用なども考慮する。
システムの経済性の評価は、それらを含めた全体での費用換算が必要になる。システムを構築して、廃棄するまでのトータルの費用のことをTCO ( Total Cost of Ownership ) とよぶ。
ハードウェア及びソフトウェアの導入から運用までを含んだ総コストを TCO( Total Cost of Ownership )という.一般的に、システムのコストは、システム構築時に必要とされる初期コストと、システムの運用に必要とされる運用コスト(ランニングコスト)に分類できる。
システムの経済性の評価はTCOで判断する。
www.it-shikaku.jp