コンピュータシステム - 4.システム構成要素 - 2.システムの評価指標

【目標】
・システムの性能,信頼性,経済性を測るための考え方,評価指標,キャパシティプラ ンニングの考え方を理解し,担当する事項に適用する。

  1. システムの性能特性と評価
    1. システムの性能指標
    システムの性能を評価する際の評価項目の考え方を理解する。
    【用語例】
    レスポンスタイム(応答時間),スループット,ベンチマーク,TPC,SPECint,SPECfp,モニタリング

    2. キャパシティプランニング 
    キャパシティプランニングの目的,考え方,システムに求められる処理の種類,量,処理時間などを検討し,性能要件からサーバ,ストレージなどの性能諸元を見積り,システムの性能を継続的に把握,評価するという基本的な手順を理解する。
    【用語例】
    負荷,サイジング,スケールアウト, スケールアップ, 容量・能力管理, プロビジョニング
  2. システムの信頼性特性と評価
    a. RASIS
    システムを評価する際の評価項目となる Reliability (信頼性), Availability (可用性), Serviceability (保守性), Integrity (完全性), Security (安全性)とその指標の考え方を理解する。

    b. 信頼性指標と信頼性計算
    MTBF , MTTR ,稼働率などシステムの信頼性を評価する際の評価項目とその指標,並列システム,直列システムの稼働率の基本的な計算方法を理解する。
    【用語例】
    バスタブ曲線
  3. システムの経済性の評価
    システムの経済性に関する評価の考え方,初期コスト(イニシャルコスト)や総所有費用(TCO)による評価の考え方を理解する。また,初期コスト,運用コスト(ランニングコスト)に含まれる費用,直接コストと間接コストの区別の考え方などを理解する。


   

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