サービスマネジメント - 15.サービスマネジメント - 2.サービスの設計・移行 - 2.サービスの移行

Last Update : April 12 2018 09:41:19

     

a. サービスの移行
移行、運用サービス基準,業務及びシステムの移行,移行計画,移行リハーサル,移行判断,移行の通知,移行評価,運用テスト,受入れテスト,運用引継ぎ

顧客およびその他の利害関係者の要件に基づき設計されたサービスを、運用の段階に移行するための手段や方法を計画し実施する。
新規サービスを導入、又はサービス変更を行ったときは、それがサービスの要求事項にあっているか及び文書化された設計にあっているかを検証するために、受け入れテストをしなければならない。
また、新規サービスを導入、又はサービス変更を行ったときは、サービス提供者と利害関係者とがあらかじめ合意したサービス受入れ基準に照らして検証しなければならない。

検討事項には、

  • 移行の計画立案およびサポート
  • 変更管理
  • サービス資産および構成管理
  • リリースおよび展開管理
  • サービスの妥当性確認およびテスト
  • 変更の評価
  • ナレッジ管理

が含まれる。

現存のシステムに開発した新システムを導入する場合には、移行作業が必要である。
移行にあたっては、現状のシステムに影響がないように作業し、スムーズに新しいシステムに移すことができるようにする。

  1. システム移行計画の作成
  2. 移行準備
  3. 新旧両方の環境で平行運用
  4. 移行実施
  5. 評価

移行方法には以下のようなものがある。

  • 一斉移行
    システム全体を一斉に入れ替える方法。移行期間は短縮できるが、移行時のトラブルが起こった場合は、業務に及ぼす影響が大きくなる。
  • 段階的移行
    移行後ある期間並行して、新旧のシステムが稼働する方法。問題発生時には、旧システムに戻すことができるが、移行期間は長くなる。また、移行にかかる費用も大きくなる。

b. 運用引継ぎ

システム開発の終了段階で、開発グループからシステム運用グループやサービスデスクなどに開発中に作成した運用のための資産一式を移管する作業を運用引き継ぎという。
スムーズに引き継ぎを行うためには、たくさんのドキュメント・資料類を開発段階からリスト化しそれぞれのバージョン管理して、最新のバージョンが確実に引き継がれるようにすることが重要。

運用引き継ぎでは、システムの移管管理も行う必要がある。移管した運用資産や引き継ぎ作業を明確にし、資産や作業ごとに引き継ぎ記録を作成し、資産の引き継ぎを資産のオーナーから承認を受ける。
また、システムを構成するサーバやマニュアルなどを構成管理データベース(CMDB)へ記録する。

構成管理データベース 】(CMDB : Configuration Management Database)
情報システムを構成するハードウェア・ソフトウェア・ドキュメントなどの最新情報を管理するためのしくみ

運用テスト
実際の稼働環境でシステムが正常に稼働するか確認するためのテスト
運用テストを効率的に正確に実施するためには、運用テスト計画を作成する。
利用部門と運用部門が主体となって実施する。


  [ 例題 ] 
  1. 平成20年度春期 問49  システム開発


     

www.it-shikaku.jp