【 SCM 】 ( Software Configuration Management )
ソフトウェア構成管理のこと。ソフトウェアに対して行われる変更に伴う個々のソースコードの修正履歴やリビジョン管理、アプリケーション全体のバージョンの管理を支援するシステムです。
ソフトウェア構成管理の管理対象である“ソフトウェア構成アイテム”には実行モジュールのほかにも「仕様書」「設計書」「モデル」「ログ」「テストケース」「画面・フォーム」「ソースコード」「ユーザーマニュアル」など、ソフトウェアの開発や運用にかかわるあらゆる成果物・メタデータが考えられる。実際の管理作業では、必要に応じて構成アイテムを選択することになる。ソフトウェア構成管理を構成する作業としては、「構成識別、バージョン管理」「構成制御、プロセス制御」「ビルド/リリース管理」「変更管理」などがある。
ソフトウェア構成管理は、ISO/IEC 12207:1995では「支援プロセス」の1つに、これに関連するSLCP-JCF 2007では「2. 支援ライフサイクルプロセス」の中の「2.2 構成管理プロセス」として位置付けられている。また、CMMI(段階表現)ではレベル2におけるキー・プロセスエリアの1つとして「構成管理」が置かれている。
【 SCI 】 ( Software Configuration Item :ソフトウェア構成品目)
構成管理で管理するハードウェアやソフトウェア、文書などのことを構成品目(または構成アイテム)といいます。
【 SLCP における構成管理 】
SLCP ( Software Life Cycle Process :ソフトウェアライフサイクルプロセス)の共通フレームに規定されている構成管理プロセスには、
の各アクティビティがある。
これらのアクティビティを構成管理計画で計画し、実施する必要がある。
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