開発技術 - 12.システム開発技術 - 1.システム要件定義

【目標】
・システム要件定義のあらましを理解する。

  1. システム要件定義のタスク
    システム要件定義では,システム要件の定義,システム要件の評価,システム要件の共同レビューを実施することのあらましを理解する。
  2. システム要件の定義
    a. システム化の目標と対象範囲
    システム化の目標,対象範囲(対象業務,対象部署)をまとめることのあらましを理解する。
     
    b. 機能及び能力の定義
    システムの機能要件,性能要件をまとめることのあらましを理解する。
    【用語例】
    システム機能仕様, レスポンスタイム,スループット

    c. 業務・組織及び利用者の要件
    利用者の業務処理手順,入出力情報要件,操作要件(システム操作イメージ)の定義など,業務,組織,利用者からの要求事項をシステム開発の項目に対応させ,明確に定義することのあらましを理解する。
    【用語例】
    データベース要件,セキュリティ要件,移行要件,テスト要件,運用要件,保守要件,障害対応,教育,訓練,費用

    d. その他の要件
    システム構成要件,設計制約条件,適格性確認要件(開発するシステムが利用可能な品質であることを確認する基準)の定義,開発環境の検討などを行うことのあらましを理解する。
    【用語例】
    実行環境要件,周辺インタフェース要件,品質要件
  3. システム要件の評価及びレビュー
    システム要件を評価する際の基本的な基準を理解する。また,システム要件定義書の作成後,システムの取得者及び供給者が共同でレビューを行うことのあらましを理解する。
    【用語例】
    レビュー参加者,レビュー方式


   

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