コンピュータの物理的配置により、集中処理と分散処理がある。
【 集中処理 】
1台のコンピュータに多数の端末を接続してそのコンピュータだけに処理を行わせるシステム形態。
長所
短所
【 分散処理 】
ネットワークで接続された複数のコンピュータで処理するシステム形態。
長所
短所
分散処理の構成には、以下の2種類があります。
【 垂直分散システム 】
複数のホストと端末をつないだもの。ホスト・端末の主従関係がある。この形態の代表例として「クライアントサーバシステム」がある。
【 水平分散システム 】
すべてのコンピュータが対等の立場でホストコンピュータとしてネットワークにつながっているシステム。
システムの利用形態から分類すると以下のようになる。
【 バッチ処理 】
バッチ処理とは、データをまとめて一括して処理する方法。
データ量は多いが、リアルタイム性のない処理に向いている。
センタバッチ処理
データの収集を人手によって収集し、バッチ処理する方法。
リモートバッチ処理
データの収集を通信回線を利用してバッチ処理する方法。
【 リアルタイム処理 】
処理要求が発生した時点から即時に処理を行い、決められた時間までに完了するシステムのこと。
【 対話型処理 】
コンピュータと対話形式で処理を進める方式。プログラム開発などに適していて、速い応答が要求される。通常は、「TSS(時分割処理)」と言って、複数のプログラムに短い時間の実行権を与え、あたかも一人でコンピュータを独占しているような感覚で使用すること。
【 オンライントランザクション処理 】
複数の処理をまとめて1つの処理として扱う処理。オンラインで接続された端末から、センタのオンラインファイルのデータを更新する処理を言います。代表的なものとして、銀行のATMや座席予約システムなどがある。
トランザクション処理には以下のACID特性が必要
ACID特性(データベースを管理するために必要な機能。)
【 リアルタイム制御処理 】
制御系のシステムで時々刻々と変化する情報をもとにして即時に計算処理を行い、その結果を制御システムに出力する方式。代表的なものに、航空管制システム、新幹線の運転制御などがある。
処理形態 |
形態 |
接続方式 |
バッチ処理 |
センタバッチ処理 |
オフライン |
リモートバッチ処理 |
オンライン | |
リアルタイム処理 |
対話型処理 | |
オンライントランザクション処理 | ||
リアルタイム制御処理 |
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