コンピュータシステム - 3.コンピュータ構成要素 - 4.入出力デバイス - 2.デバイスドライバ

Last Update : January 02 2021 16:00:19

     

a. デバイスドライバの基本的な役割

デバイスドライバーは、ハードウェアを制御するためのソフトウェアで、OS と周辺機器との間を接続する役割をもつソフトウェア。
グラフィックディスプレイ、プリンタやイーサネットボードなど、ある特定の入出力デバイス(拡張カードや周辺機器などのハードウェア)を制御し、アプリケーションソフトウェアに対して抽象化したインターフェースを提供するためのソフトウェア。

周辺機器の仕様や制御方法は製品によって大きく異なるため、OSが単独ですべての製品をサポートすることはできない。このため、周辺機器メーカーは自社製品を制御するためのデバイスドライバを提供し、利用者はそれをOSに組み込んで使用する。デバイスドライバはOSごとに用意する必要があるため、利用者が少ないOS用のデバイスドライバは用意されていない場合も多い。Windows 95/2000以降のWindowsには周辺機器を自動的に検出して適切なデバイスドライバをインストールする「Plug and Play」機能を搭載しており、ユーザがドライバを導入する負担を軽減している。

ホットプラグ
コンピュータの電源を入れたまま、パーツやケーブルを装着すること。通電したままパーツを交換することを「ホットスワップ」というが、両者を同じ意味として使う場合もある。
パソコンでは、PCカードやUSB、IEEE 1394など、最近登場した入出力規格がホットプラグに対応している。
また、サーバーなどでは、ハードディスクなどの機器はホットプラグに対応したうえ多重化されており、障害発生時にはシステムを停止することなく装置の入れ替えができるようになっている。



     

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