【 パレート分析 】
複数の事物や現象について、あらわれる頻度によって分類をし、管理効率を高めようとする分析手法である。ABC分析とも呼ばれる。パレート分析で作成されるグラフは「パレート図」と呼ばれる。
頻度の高いものから、Aグループ、Bグループ、Cグループのようなグループ分けをすることにより(ここから「ABC分析」とも呼ばれる)、努力を集中または分散させることが出来る。経営上の管理のほかに、研究、統計、受験対策など様々な分析に利用される。
【 フォーカスグループ 】
少人数(1グループあたり6~8名程度)の対象者に対して司会者が座談会形式でインタビューを行い、その回答(発言)から対象者の深層心理を捉えるための調査手法です。対象者の生の声をダイレクトに確認することが可能であり、定量調査では捉えきれない、行動の裏側にある消費者心理を把握することが可能です。
対象者同士がお互いの発言によって交互作用が得られ、話題が発展されていく点がパーソナルインタビュー(デプスインタビュー)と異なります。 市場など集団としての消費者の心理・行動(過程)を把握するようなケースに向いています。
【 データマイニング 】
種々の統計解析手法を用いて大量の企業データを分析し、隠れた関係性や意味を見つけ出す知識発見の手法の総称、またはそのプロセスのこと。
ビジネスの分野では、「決定木分析(ディシジョンツリー)」で顧客特性や傾向を分析したり、「重回帰分析」で過去の実績データから今後の方向性を予測したりといった形で利用される。具体事例としては、商品の併売傾向(どの商品とどの商品の組み合わせが最も売れるか)を測る「マーケットバスケット分析」が有名である。
【 ブレーンストーミング 】
集団(小グループ)によるにアイデア発想法の1つで、会議の参加メンバー各自が自由奔放にアイデアを出し合い、互いの発想の異質さを利用して、連想を行うことによってさらに多数のアイデアを生み出そうという集団思考法・発想法のこと。省略して、「ブレスト」「BS」などともいう。
その背景には“本人にとってはつまらないアイデアに思えても、ほかの出席者には別の素晴らしいアイデアをひらめかせるかもしれない”という考えがあり、自由な発想でアイデアを生み出すことで、ほかのメンバーの頭脳に刺激を与えることを狙う。
ブレーンストーミングを行う際には次のようなルールがある。
典型的なブレーンストーミングは5~10人程度の参加者(ストーマーともいう)で行われ、その中でリーダー役が問題やテーマを提起し、記録係(場合によっては、記録専門)が出されたアイデアを記録していく。簡略化した形で通常の会議でも適用できるテクニックだが、意思決定や調整には役立たない。
出されたアイデアは、ブレストとは別に整理・分析を行い、真に独創的なアイデアを抽出したり、問題点の洗い出しなどの作業を行っていく。日本ではKJ法との組み合わせで使われることも多い。
【 レーダチャート 】
複数の項目の大きさや量を比較することのできるグラフで、各項目は円状または正多角形状に配置されている。クモの巣グラフともいう。データをプロットした後、隣同士のデータを直線で結んで作成する。結ばれた範囲内を塗りつぶし面積を表現する場合もある。
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