経営戦略 - 21.ビジネスインダストリ - 1.ビジネスシステム - 2.基幹業務支援システム及び業務パッケージ

Last Update : April 22 2021 20:43:48

     

a. 基幹業務支援システム及び業務パッケージ

流通情報システム
製品がメーカーから消費者へ届くまでの流通の様々な情報を管理するシステム

物流情報システム
倉庫の状況や運送状況を管理するためのシステム

店頭販売管理
店頭販売に関する様々な業務を管理するためのシステム。小売店販売管理システムともいう。

販売管理
販売に関する全般の業務を管理するシステム

受発注管理
販売管理のうち受発注に関する業務をシステム化したもの。販売管理ではデータの流れは自社内だけでよいが、受発注では、他社システムとのデータ連携が必要になる。

在庫管理
様々な商品や原材料の在庫に関する業務をシステム化したもの。在庫管理では適正在庫を計算して管理することが重要になる。

顧客管理
顧客に関する様々なデータを一元管理し、さまざまな業務で利用できるようにするシステム。

金融情報システム
金融に関する様々な情報を管理・利用するためのシステム。

医療情報システム
医療機関におけるさまざまな業務を管理するためのシステム

POSシステム 】(Point of Sales)
商品が販売された時点で、売上に関する情報や店内の在庫状況などを本社にて管理するためのシステム。

生産管理システム
適正在庫を実現するため、生産量や生産スケジュールや原材料の量などを管理するためのシステム。

ERPパッケージ
企業の主要業務(財務・管理会計、人事、生産、調達、在庫、販売など)をすべて含んだ全社的統合型パッケージソフトウェアのこと。統合業務パッケージともいう。

業務別パッケージ
業務ごとに必要な機能を持ったパッケージソフトウェアのこと。

業種別パッケージ
業種ごとに必要な業務・機能をセットしてパッケージソフトウェアのこと

ユビキタスコンピューティング
人間の生活環境の中にコンピュータチップとネットワークが組み込まれ、ユーザーはコンピュータの所在を意識することなく、コンピュータの機能を利用できる環境のこと。

CALS 】(Commerce At Light Speed)
生産者と消費者の間で製品やサービスに関する情報を共有し、設計、製造、調達、決済をすべてコンピュータネットワーク上で行なうための標準規格。データの表現形式やデータ交換の手順などを定めた規格群で構成される。

ブロックチェーン
ブロックチェーンは、ネットワークに接続した複数のコンピュータによりデータを共有することで、データの耐改ざん性・透明性を実現することで、単に送金システムであるにとどまらず、さまざまな経済活動のプラットフォームとなり得る。
ブロックチェーンでは、ネットワーク内で発生した取引の記録を「ブロック」と呼ばれる記録の塊に格納します。個々のブロックには取引の記録に加えて、1つ前に生成されたブロックの内容を示すハッシュ値と呼ばれる情報などを格納します※。生成されたブロックが、時系列に沿ってつながっていくデータ構造が、まさにブロックチェーンと呼ばれる理由です。
もし仮に、過去に生成したブロック内の情報を改ざんしようと試みた場合、変更したブロックから算出されるハッシュ値は以前と異なることから、後続するすべてのブロックのハッシュ値も変更しなければならず、そうした変更は事実上困難です。このように、ブロックチェーンは改ざん耐性に優れたデータ構造を有しているのが大きな特徴です。

スマートコントラクト
スマートコントラクトとは、ブロックチェーン上で契約を自動的に実行する仕組みのことです。
スマートコントラクトの契約は、プログラミング言語で組まれており、プログラムに従って履行されます。
その履行履歴は、P2P のネットワーク上でブロックチェーンに記述されるため、契約の透明性が確保されているのが特徴です。
加えて、PtoPの非中央集権性も引き継いでおり、サービスの管理者が存在しない場合でも、消費者同士の資金の移動を自動処理するプログラムとして機能します。
スマートコントラクトのメリットは、当事者間で交わされる契約書の締結など多くの作業が不要になるため、事務コストを削減できることです。
一方、契約内容を容易に変更できない点がデメリットとして挙げられます。自動化された契約にエラーやバグがあっても、そのバグを簡単に修正することは難しく、攻撃者がバグに気づけば攻撃の起点になる可能性があります。


  [ 例題 ] 
  1. 平成10年度春期 問69  システム化


     

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