システム戦略 - 18.システム企画 - 2.要件定義

【目標】
・要求分析と要件定義の目的,基本的な考え方,手順を理解し,担当する事項に適用する。

  1. 要求分析
    要求項目の洗い出し,分析,システム化ニーズの整理,前提条件や制約条件の整理,解決策の検討,実現可能性の分析,新しい業務モデルと業務フローの提案という基本的な手順を理解する。
    【用語例】
    ユーザニーズ調査,現状分析,課題定義,要求仕様書
  2. 要件定義
    a. 要件定義の目的
    要件定義の目的は,システムや業務全体の枠組み,システム化の範囲と機能を明らかにすることであることを理解する。

    b. 要件の定義
    要件定義には,業務上実現すべき要件である業務要件定義と,業務要件を実現するために必要な情報システムの機能を明らかにする機能要件定義,パフォーマンスや信頼性,移行要件などの非機能要件定義があること,複数の利害関係者がいてそれぞれに要求する内容や重みが異なることを理解する。

    c. 要件定義の手法
    構造化分析手法,オブジェクト指向分析手法を理解する。
    【用語例】
    DFD,決定表(デシジョンテーブル),UML,DOA(Data Oriented Approach:データ中心アプローチ)

    d. 利害関係者要件の確認
    定義された要件の実現可能性,妥当性,情報システム戦略との整合性などを検証し,利害関係者間で要件の合意,承認を得ることを理解する。
    【用語例】
    ステークホルダ,ファシリテーション


   

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