【目標】
・情報システム活用促進,評価の考え方を理解する。
・情報システムに蓄積されたデータを分析して,事業戦略に活用することの重要性を理解する。
・情報システムの利用実態を客観的に評価,検証して,改善に繋げることの重要性を理解する。
・情報システム廃棄の考え方を理解する。
- システム活用促進・評価
a. システム活用促進と評価の目的と考え方
情報システムを有効に活用し,経営に活かすために,情報システムの構築時から活用促進,普及啓発活動を継続的に行い,情報システムの利用実態を評価,検証して改善していくこと,各活動の目的,考え方を理解する。
【用語例】
BYOD(Bring Your Own Device),チャットボット
b. 情報リテラシ
経営目標の実現を目指して,情報を安全,有効,効率的に活用するために,情報リテラシを確立することの重要性を理解する。
c. データの分析及び活用
情報システムに蓄積されたデータを,データサイエンスの手法によって分析し,今後の事業展開の戦略に活用することの重要性を理解する。
【用語例】
KM(Knowledge Management:ナレッジマネジメント),データマイニング(テキストマイニングほか),BI(Business Intelligence)ツール,エンタープライズサーチ,ビッグデータ,オープンデータ,パーソナルデータ,データサイエンティスト
d. 普及啓発
情報システムを活用するための教育の実施など,普及啓発活動の重要性を理解する。
【用語例】
システム利用マニュアル,業務マニュアル,e‐ラーニング,講習会,人材育成計画,ゲーミフィケーション,ディジタルディバイド
e. 情報システム利用実態の評価・検証
業務内容や業務フローの変更の有無,情報システムのパフォーマンス,信頼性などの運用状況や情報システムの利用状況を把握,評価し,改善の方向性と目標を明確化することの重要性を理解する。
【用語例】
ログ分析,ログ監視,学習マネジメントシステム
f. 情報システム廃棄
機能,性能,運用性,拡張性,コストなどの観点からの評価,検証した結果,情報システムやソフトウェアが寿命に達していると判断した場合には,情報システムを廃棄し,新たな情報システムの導入を検討する必要があることを理解する。
【用語例】
システムライフサイクル,情報セキュリティポリシ,データの消去