サービス要求とは、ITサービスに関するサポート・調達・情報・ドキュメントの提供を求めるユーザーからの要求のことをいいます。具体的には、ITサービスに関する情報やアドバイスの提供、新しいユーザーのための作業環境構築、パスワードのリセットなどが含まれます。
ユーザから寄せられるITサービスに対するさまざまなリクエストです。サポートや情報提供、調達など、インシデントにはならない依頼のことです。
プロセス内容 | 概要 | |
1 | サービスカタログからサービス要求を選択 | サービスカタログとして登録された情報から、ユーザがサービス要求を選択します。 |
2 | サービス要求を起票 | サービス要求をチケットとして管理します。ユーザが入力した情報以外にも、管理に有効となりそうな補足情報を添えておくと、解決までのトレースがスムーズです。 |
3 | 判断と承認 | 担当者宛に承認依頼の連絡が行き、サービス要求を処理するかを判断します。内容が、サービス要求なのか、それ以外かなども判断し、処理する担当者や日付などが割り当てられます。 |
4 | サービス要求実現の実作業 | 各担当者が実作業に取り掛かり、作業記録を残してステータスを更新しながら進めます |
9 | クローズして終了 | 一連の作業が完了したら、サービス要求のステータスをクローズに変更して終了します。必要に応じて、ヘルプやマニュアル、ナレッジにもアップデートを反映させます。 |
サービス管理では上記達成目標に則り、緊急度とインパクトで優先順位を客観的に決定し、優先度に従い、処理していく。緊急度が高く、インパクトも大きいほど優先度が高い。
【 緊急度 】
サービス要求の未対応を容認できる時間で、その時間が短いほど緊急度が高い。
【 インパクト 】
サービス要求が業務や組織に与える影響度のこと。
【 サービス要求 】
システムに関する質問や不定期のバッチ処理の依頼、データ抽出依頼や情報提供の依頼などのこと。
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