プロジェクトマネジメント - 14.プロジェクトマネジメント - 4.プロジェクトのスコープ - 2.スコープの対象群が含むプロセス

Last Update : April 17 2021 12:41:42

     

a. スコープの対象群が含むプロセス

プロジェクトのスコープ
プロジェクトのスコープとは「プロジェクトを成功のうちに完了するために必要な全ての作業を含め、必要な作業のみを含めることを確実にするためのプロセスと活動」であるとしている
つまり、スコープマネジメントとは、

  • プロジェクトの目標を達成するために必要な成果物とタスクを定義する
  • プロジェクト期間を通じて、必要に応じてその定義を見直していく
  • 必要な成果物とタスクが完成されていることを保証する

ということである。

  • 計画プロセス群

    1. スコープマネジメント計画
      スコープマネジメントの全ての活動の指針となる方法を記述します。例えば、「要求事項収集」の方法や「WBS」の作成の方法などを記載します。 スコープマネジメント計画書・要求事項マネジメント計画書
    2. 要求事項収集
      一般的に「要件定義」と呼ばれていますが、プロジェクトマネジメントにおける「要求事項集」では、関係者のニーズや要求事項を取りまとめた文書を指します。
    3. スコープ定義
      プロジェクトにおける将来の意思決定のベースとして使用される詳細なプロジェクト・スコープ記述書を作成するプロセス
    4. WBS作成
      主要なプロジェクト要素青果物とプロジェクト作業を、より細かく、マネジメントしやすい構成要素に分解するプロセス

  • 実行プロセス群

    1. スコープ妥当性確認
      スコープ妥当性確認では成果物がプロジェクト・スコープ記述書、WBSに準じて作成されているか確認をします。
  • 監視コントロール・プロセス群

    1. スコープ・コントロール
      ロジェクト・スコープと成果物スコープの状況を確認し、プロジェクト・スコープ記述書、およびWBSの内容から乖離がないか確認します。乖離があり、スコープに変更が必要な場合には、変更管理プロセスにのせます。



     

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