開発においては、開発に使用するハードウェア・ソフトウェアが有効に稼働しているか常に確認する必要がある。これらの環境がうまく機能していないと開発工数の延長に直結してしまう。
また、使用するソフトウェアによっては、バージョンアップが行われている場合があるので、必要に応じてバージョンアップを行うことも大事。
開発におけるハードウェアやソフトウェアの管理(資源管理)を確実に行うことは開発をスムーズに進めることができる。
開発の途中で作成されるさまざまな文書やドキュメントは、更新記録を取り、正しく管理されなければならない。
また関係者に正しく更新情報が伝わるような仕組みにしておく必要がある。
開発中のソフトウェアやデータに関しても、バージョンの管理を行い、正しく扱えるようにしておく。
開発中のソフトウェアやデータには、機密情報や個人情報なども含まれる場合もあるので、取り扱いにはアクセス権をしっかり適用し、情報漏えいや改ざんを防止する。
開発で使用する開発支援ツールなどが使用する開発者で異なると、作成するソフトウェアにバグやセキュリティホールなどが生じたり、出来上がったソフトウェアがうまく動かない原因にもなる。
開発支援ツールのバージョン管理や標準化を行う必要がある。
開発に使用するソフトウェアや開発するソフトウェアに使用する他のソフトウェア部品やライブラリのライセンスに注意する必要がある。
多くの開発者がかかわって開発する場合には、ライセンスに対する運用ルールの徹底や啓蒙をおこない、不正コピーや不正使用を防止する。
また、定期的に棚卸を行い、使用しているソフトウェア数とライセンス数の確認を行うことも必要になる。
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