開発技術 - 12.システム開発技術 - 4.ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計 - 14.アーキテクチャパターン

Last Update : January 02 2021 16:00:31

     

a. アーキテクチャパターン

ソフトウェア開発のさまざまな局面において繰り返し現れる出来事や問題から得られる知識を、再利用できるように抽象化・形式化してまとめたものをソフトウェアパターンと呼ぶ。ソフトウェア開発に関するコツや知恵、指針などのことである。
開発の中では、処理が似ているプログラムを何度か書く場合がある。このような処理プログラムの中から、他のプログラムでも共通に使用できるパターンを抜き出して標準化したものをデザインパターンと呼ぶ。
ソフトウェアパターンは以下のカテゴリに分類できる。

  • アーキテクチャパターン
  • デザインパターン
  • イディオム

アーキテクチャパターンはソフトウェアバターンの中の1つで、アーキテクチャ (構造) に関するものを言う。
アーキテクチャパターンはシステムの基本となる構造を定義するための大規模なパターンです。デザインパターンは中規模なパターンで、システムの部分的な構造を定義するためのパターンです。

MVC モデル
MVCモデルとはソフトウェアの設計モデルの一つで、処理の中核を担う「Model」(ロジック)、表示・出力を司る「View」(プレゼンテーション)、入力を受け取ってその内容に応じてViewとModelを制御する「Controller」(通信、制御)の3要素の組み合わせでシステムを実装する方式。それぞれを独立して開発していくというもの。
メインの処理はModelに実装し、Modelは画面出力などは行わない。処理結果はViewに渡され、画面表示などが行われる。ユーザからの入力はControllerが受け取り、何らかの処理が必要な場合はModelに依頼し、出力が必要な場合はViewに依頼する。



     

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