要求分析作業で出された様々な要望の中から、ニーズが強く実現性の高いものだけがシステム化の対象となる。ユーザは、要求したことはすべてシステム化すると思っているので、そこで落とされた要望に関しては、運用での対応方法、実現困難なので見送るなどの理由をつけて範囲外としたことを明記する。やる、やらないと明記することにより、レビューによって本当に必要なことが再度絞り込める。
システム化の範囲をより詳細に記述する場合、新システムにおける新しい業務フローとそのフロー上に登場する機能（画面や帳票）の一覧まで作成する。要求分析フェーズは業務要件を確定する作業なので、本来ならばここまで行う必要がある。

システム要件が確定したらシステムの取得者(発注者)と供給者(システム開発者)が共同でレビューを行う。

12.システム開発技術 - 4.ソフトウェア方式設計・ソフトウェア詳細設計 - 15.レビュー を参照