ユーザ要求を明らかにするため、現行システムの問題点およびユーザの新しい要求を分析する。(調査対象検討、調査実施、調査結果の整理、システム化ニーズの整理、前提条件・制約条件整理、概要業務フローの整理、解決策・システム化範囲の検討など)
業務作業の内容を検討し、作業ステップに細分化した上で作業手順およびインタフェースを明確にする。また、業務に関わる用語を定義する。
システム化の目標と範囲等、次に示す項目を定義し、ユーザ要求を実現するためのシステム要求仕様を提示し、文書化する。
(1) システム化主要要件の定義
・システム化目標・範囲
・システムの機能・性能
・業務・組織・利用者の要求事項
・信頼性要求事項
・セキュリティ要求事項
・人間工学・インタフェース・操作要求事項
・主要データベースと主要データ項目の基本的要件
(2) システム化関連要件の定義
・保守要求事項
・システム構成条件
・設計条件・適格性確認要求事項
・開発環境
・品質・コストと期待効果
・移行要件・妥当性確認要件
ユーザ要求の追跡可能性、ユーザ要求との一貫性、テスト計画性、システム設計の実現可能性、運用・保守の実現可能性を考慮して、システム化要件を技術的に評価する。
システム化要件定義書を作成し、ユーザと共同でレビューを実施する。
共通フレームでは、開発プロセスのアクティビティを以下のように規定している。
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