技術要素 - 10.ネットワーク - 4.ネットワーク管理 - 1.ネットワーク運用管理

Last Update : April 12 2021 22:25:26

     

a. 構成管理

ネットワーク機器の構成、ソフトウェアの情報・バージョン、ネットワークの設定情報などを一元的に管理することで、障害時に速やかに対処できるようにする。

  • 物理的構成・・・機器のメーカーや機種・型番、設置場所、OSやソフトウェアの情報・バージョン
  • 論理的構成・・・機器の設定情報やIP情報・ルーティング情報

b. 障害管理

ネットワークに発生した障害に対応するための処置。

  1. 情報収集
    障害の発生時間や場所、発生状況、障害の種類・程度などの情報を収集する。
    ログやエラーメッセージを確認・分析する。
  2. 障害の切分け・障害原因の特定
    得た情報から根本原因を追究し、ハードウェア・ソフトウェア・人的ミスなどの原因を切り分ける。
  3. 復旧措置
    原因がわかったら、そのための処置を行う。また、時間がかかるようなら代替手段の検討や応急処置の検討も必要。
  4. 記録
    障害が復旧できたら、今まで行ってきた障害対応の情報を記録しておく。再発防止や再発時の復旧時間の短縮がはかれる。

c. 性能管理

ネットワークを構築したら、その後のトラフィック監視を行い、計画された情報との差異を調べ、障害となる前に対応する。
トラフィック量や一時的に増加する時間など、異常値が見つかれば、原因・対応を行う。


  [ 例題 ] 
  1. 平成20年度秋期 問48  運用


     

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