技術要素 - 10.ネットワーク - 1.ネットワーク方式 - 2.有線LAN

Last Update : January 02 2021 16:00:26

     

a. 通信ケーブル

同軸ケーブル
同軸ケーブルは、中心を銅線で構成し、その周囲を絶縁体で覆い、その外側を金属シールドで覆い、そのまた外側を絶縁体で覆ったもの。10BASE5、10BASE2 などで使われる。

より対線
UTPケーブル(Unshielded Twist Pair cable)・ツイストケーブルとも呼ばれる。信号線とアース線の 2 本の銅線をより合わせて、1つの信号を送る。それらを複数合わせて、信号全体を送る。

銅線は、外部の雑音に弱いため、雑音を防止するため、より対線にしている。
セグメント長(伝送距離)*については、10/100/1000BASE-Tの場合、最大100メートルと規定されている。
10BASE-T、100BASE-TX、1000BASE-Tなどで使われる。

分類 用途 最大伝送周波数
カテゴリ1 音声通信用 -
カテゴリ2 低速データ通信用 1MHz
カテゴリ3 10BASE-T 16MHz
カテゴリ4 20MHz
カテゴリ5 100BASE-TX 100MHz
カテゴリ5E 1000BASE-T 100MHz
カテゴリ6 1000BASE-TX 250MHz
カテゴリ7 10GBASE-T 600MHz
  • ストレートケーブル
    ・コンピュータに取り付けたNICとHUBの通常ポートを接続
    ・HUBの通常ポートともう一つのHUBのカスケードポートを接続
    ・ブロードバンドルータの内蔵HUBとHUBのカスケードポートを接続
  • クロスケーブル
    ・コンピュータのNIC同士を接続
    ・HUBの通常ポート同士を接続
    ・ブロードバンドルータの内蔵HUBとHUBの通常ポート接続

光ファイバケーブル
光ファイバーケーブルは、石英やプラスチックで構成された、「コア」と「クワッド」と呼ばれる中心部分を保護皮膜で包んだ構造になっている。
データ伝送には、電気信号ではなく光を使用する。
外の雑音に強い・長距離または屋外で使用可能・高速なLAN(FDDI、ATMなど)で使用可能という特徴がある。

光ファイバケーブルには、安価なマルチモードファイバとより長距離の伝達が可能なシングルモードファイバがあります。LANではマルチモードファイバを用いるのが一般的です。

  • SMF(Single Mode Fiber)・・・長距離・高速通信やインターネットの基幹ケーブルとして利用
  • MMF(Multi Mode Fiber)・・・主にLAN回線やAV機器のデジタル入出力ケーブルなどに使用


     

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