技術要素 - 9.データベース - 1.データベース方式

【目標】
・データベースの種類,特徴,データベースのモデル,3 層スキーマの基本的な考え方を理解し,担当する事項に適用する。
・データベース管理システムの目的,代表的な機能を理解し,担当する事項に適用する

  1. データベース
    a. データベースの種類と特徴
    代表的なデータベースの種類,データの表現構造,レコード間の関連付けの方法など種類ごとの代表的な特徴を理解する。
    【用語例】
    関係データベース,構造型データベース,HDB ( Hierarchical Database :階層型データベース),NDB ( Network Database 網型データベース), OODB ( Object Oriented Database :オブジェクト指向データベース),ハイパテキストデータベース,マルチメディアデータベース,XMLデータベース

    b. データベースの3層スキーマアーキテクチャ(3層スキーマ構造)
    データベースでは,システムの利用者やプログラムから見たデータの定義(外部スキーマ),論理的なデータ構造(概念スキーマ),物理的なデータ構造(内部スキーマ)の3層を区別することでデータの独立性を高めていること,3層スキーマの考え方を理解する。
    【用語例】
    論理データモデル,物理データモデル, 概念スキーマ,外部スキーマ(副スキーマ),内部スキーマ(記憶スキーマ)

    c. データベースのデータモデル
    データベースの論理的なデータ構造を表現するためのデータモデルの種類などを理解する。
    【用語例】
    論理データモデル, 関係モデル, 階層モデル, ネットワークモデル(網モデル)
    d. 関係モデル
    関係モデルにおいて、データがどのように表されるのか,表の構成,考え方,複数の表の関係付けを理解する。
    【用語例】
    関係(リレーション),タプル(行,組),属性(列,フィールド),実現値,定義域(ドメイン)
  2. データベース管理システム
    DBMSは,対象とするデータモデルに沿って,データを構造的に蓄積し,それらの一貫性を保ち,効率的に取り出すための機能を備えることを理解する。
    【用語例】
    データベース定義機能,データベース操作機能,データベース制御機能,保全機能,データ機密保護機能,同時実行制御(排他制御),障害回復,データセキュリティ


   

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