システムの使いやすさは入力画面が使いやすいかどうかで大きく変わる。利用者の立場に立った使いやすい画面構成を設計することは大事。
画面設計の考慮すべき点
【 ニューメリックチェック 】
入力データが数字であるかどうかをチェックする方法。数字チェックともいう。
【 フォーマットチェック 】
入力データに形式(フォーマット)がある場合はその通りに入力したかチェックする方法。形式チェックともいう。
【 リミットチェック 】
入力データが上限値と下限値の制限内に収まっているかどうかチェックする方法。限界チェック・範囲チェックともいう。
【 組合せチェック 】
入力した複数の項目のデータに矛盾がないかチェックする。
【 論理チェック 】
入力データが論理的にみて適切であるかどうかをチェックする方法。妥当性チェックともいう。
【 重複チェック 】
伝票番号など、重複が許されないときに、同じ番号の伝票が存在しているかどうかをチェックする方法。整列して、同じ数値が発生していないか等で可能。
【 照合チェック 】
入力データとファイルの内容を照合することでエラーの有無を確認する方法。例えば、商品の入力でその商品がマスタファイルに存在するかどうかチェックするなどのこと。
【 バランスチェック 】
コンピューターで、論理的に一致するはずである二つの項目の合計が、実際に一致するかどうかを調べることにより、入力データに間違いがあるかどうかを調べること。
借方・貸方のように、対になる項目の数値や合計が等しいかどうかを検査する。
【 カウントチェック 】
レコード件数、原票枚数などを、入力の前後でカウントして照合する。
【 チェックキャラクタ 】
出力を印刷物で行う場合に、印刷物の内容を誰にでもわかりやすくすることは大事。
帳票設計時の考慮すべき点
【 フォームオーバレイ 】
帳票の枠や固定的に印刷される項目などをレイアウトしてひな形を用意しておき、サーバーやプリンタに登録しておく。印刷時には、本来の出力項目とひな形を重ね合わせて一緒に印刷することで、きれいなレイアウトの帳票を出力することができる。
プログラムは本来の出力項目だけを出力すればよく、また、前もってひな形を登録しておくことで、データ転送時間も短縮される。
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