技術要素 - 7.ヒューマンインタフェース - 1.ヒューマンインタフェース技術 - 1.インフォメーションアーキテクチャ

Last Update : January 02 2021 16:00:23

     

a. インフォメーションアーキテクチャ(情報アーキテクチャ)の考え方

インフォメーションアーキテクチャ(Information Architecture)とは、知識やデータの組織化を意味し、「情報をわかりやすく伝え」「受け手が情報を探しやすくする」ための表現技術である。 ウェブデザインの発展に伴い、従来のグラフィックデザイン(平面デザイン)に加え、編集・ビジュアルコミュニケーション・テクノロジーを融合したデザインが要求されるようになった。情報アーキテクチャはこれらの要素技術を組み合わせた、わかりやすさのためのデザインである。ウェブ技術の発達に伴いその重要性が認識されているが、情報アーキテクチャの考え方自体は、紙面デザインの頃から変わらない。

情報アーキテクト(インフォメーションアーキテクト、情報建築家)とは、情報アーキテクチャを構築するプロフェッショナルの呼称。
データの持っているパターンを整理し、複雑なものを明快にする人。人が知識への経路を見つけるための情報の構造や経路をつくる人。
時代の要請により21世紀に新しく生まれつつある、明快さ、理解、情報の組織化を専門とした職業。


b. 情報の組織化

情報の組織化とは、情報を整理整頓して系統立てること。

  • 情報の収集
  • 情報の理解
  • 情報の整理
  • 情報の分類

チャンク
情報を構造化し、分類・整理することで情報を組織的に扱うことができる。
この組織化した情報のグループ・塊をチャンクという。
ぱっと見たときに「まとまり(意味的な塊)」を感じる単位のこと。この「まとまり」は、視覚的なものであったり、論理的なものであったりと様々ですが、この「まとまり」感をうまく活用することで、よりユーザーが理解しやすく(ユーザーの頭に「すっと」入りやすく)なる。

ラベル
チャンクにつけられた名前

ナビゲーション
情報の閲覧や移動を助ける仕組み


c. 情報の整理
  1. 位置 (Location)
  2. アルファベット(あるいは50音)順 (Alphabet)
  3. 時間 (Time)
  4. カテゴリー・分野 (Category)
  5. 連続量・階層 (Hierarchy)



     

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