【目標】
・情報理論,符号理論のあらましを理解する。
・述語論理,形式言語,オートマトンなど,情報に関する理論のあらましを理解する。
・AI(人工知能)のあらましを理解する。
・コンパイラ理論,プログラム言語論や意味論のあらましを理解する。
- 情報理論
情報量の概念,事象の生起確率と情報量との関係を理解する。
- 符号理論
アナログとディジタルの特徴,量子化,標本化,A/D 変換などの符号化,符号化の目的,情報伝送における信頼性,効率性,安全性の向上などの効果を理解する。
【用語例】
通信路符号化,ハフマン符号,データ圧縮
- 文字の表現
代表的な文字コードを理解する。また,10進数データを表現するためのコードであるゾーン10進数などを理解する。
【用語例】
ASCII コード,EUC ( Extended UNIX Code:拡張 UNIX コード) ,JIS コード,シフト JIS コード,Unicode, UCS
- 述語論理
述語論理の基本的な考え方,演繹推論と帰納推論の違いを理解する。
【用語例】
関係データベース
- 形式言語
形式言語とは何か,言語の定義,演算,種類,文法を理解する。また,BNF,構文図式などの表記法,正規表現,文脈自由文法のあらましを理解する。
【用語例】
逆ポーランド記法
- オートマトン
有限オートマトンの概念,形式言語との関係,状態遷移表,状態遷移図を理解する。
- 計算量
アルゴリズムの評価手法の一つとして,計算量の求め方,オーダ記法を理解する。
【用語例】
時間計算量
- 人工知能(AI:Artificial Intelligence)
人工知能のあらましを理解する。
【用語例】
エキスパートシステム,知識ベース,推論エンジン,機械学習, 汎化, ニューラルネットワーク, ディープラーニング(深層学習)
- コンパイラ理論
コンパイラの役割,コンパイルの過程,字句解析,構文解析,意味解析, コード生成, 最適化の基本的な考え方を理解する。
【用語例】
中間言語,目的プログラム,形式言語,オートマトン
- プログラミング言語論
適用分野などの違いによって,各種のプログラミング言語が存在することを理解する。また,代表的なプログラム言語の概念,構文,意味のあらまし,適用分野を理解する。
【用語例】
手続型言語,関数型言語,論理型言語,オブジェクト指向言語