【 Code128 】
Code128は、情報の密度が高いバーコードの体系の1つである。世界中で物流などに使用されている UCC/EAN-128 は、Code128 の一部である。
このコードは数字とアルファベットのみのデータに使用される。このコードはASCII 文字をすべて表示できる上に、数字のデータは2桁を1キャラクタで表記できる。この特徴は、データの増加に対してバーコードの面積をできるだけ増やさないようにという考えに基づいていると考えられる。
このCODE128は、アスキーコード128文字(数字、アルファベット大文字/小文字、記号、制御コード)全てをバーコード化することができる。つまり、コンピュータのキーボードから打てる文字(漢字、ひらがな、カタカナ以外)を全て表すことができるため、コンピュータと非常に相性のよいバーコードであるといえる。
【 ITF 】
ITFは、インターリーブド2of5(Interleaved Two of Five)の略で、おもに段ボールに印刷されている標準物流コードとして利用されているコード。
5本のバー(スペース)のうち2本が太バー(太スペース)という構成(2of5)で一つのキャラクタ(数字)を表す。
【 JAN 】
JANはJIS(JIS-X-0501)により規格化されたバーコードで、商店に流通しているほとんどの商品にマーキングされている。このJANは、コンビニエンスストアを中心に広く利用されているPOSシステムで活用されている。
JANはアメリカ/カナダのUPC、ヨーロッパのEANと互換性がありますので、全世界で利用できる共通コード。
JANには、標準タイプ(13桁)と短縮タイプ(8桁)がある。
通常は、標準タイプをマーキングするが、印刷面積が足りない場合(80cm2以下)に、短縮タイプをマーキングする。
【 QRコード 】
QR コード は、携帯電話で情報を読み取るのに多く使用されている。3 個の検出用のシンボルがあり、どの方向からでも読み取ることが可能である。2 次元コードで英数、漢字、バイナリ形式のコードを扱うことが可能である。
【 ISBNコード 】
「国際標準図書番号」といって「どこの国の、何という出版者、何番の本」ということを示す世界でただ1つの番号のこと。
重複して使用されない番号なので、注文流通や整理検索用に便利な共通コードとして利用されている。
更に日本では「ISBN」の基本部分に加えて、本の分類コード(Cコード)と本体価格(プライスコード)を足した体系を開発し「日本図書コード」として使用している。
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