企業と法務 - 23.法務 - 5.標準化関連 - 3.開発と取引の標準

Last Update : January 02 2021 16:00:53

     

a. 開発プロセス,取引プロセスの標準化

JIS X 0160
ソフトウェア・ライフサイクル・プロセスについて規定されたもの。システム開発の発注側(ユーザー)と受注側(ベンダ)の双方で相互に理解できるソフトウェア・ライフサイクル・プロセスの共通枠組みを、明確に定義された用語で規定したもの。「プロセス」「アクティビティ」「タスク」の3階層で構成され、ソフトウェアを含むシステム、単体ソフトウェア製品、ソフトウェアサービスを取得する場合、ならびにソフトウェア製品の提供、開発、運用、保守を行う場合に適用することが想定されている。

JIS X 0170
システム・ライフサイクル・プロセスについて規定されたもの。

SLCP-JCF2007 】(Software Life Cycle Process - Japan Common Frame2007)
JIS x 0160をもとに情報処理推進機構(IPA)が策定したソフトウェアライフサイクルの標準で共通フレームと呼ばれている。


b. 環境やITセキュリティ評価の標準

ISO/IEC 14000
環境マネジメントシステムと呼ばれ、組織活動や製品・サービスの環境への配慮に関する規格。
環境問題への取り組みや方針、点検や是正処置などが含まれる。
JISではJIS Q 14001

ISO/IEC 15408
1999年6月にISO(国際標準化機構)が制定した、情報セキュリティに関する国際規格。一般家庭向けのレベル1から軍事施設向けのレベル7までの7段階の基準を規定している。米国政府が作成したオレンジ・ブックから発展したもので、欧米の政府機関や金融機関の調達仕様に採用されつつある。日本でもJIS X 5070で規定されている。



     

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