生産および生産管理にコンピュータを使用して、作業の効率化を図るためのシステム
【 CAD 】( Computer-Aided Design )
設計・製図の作業をコンピュータを活用して行なうこと、またはそれらの機能を組み込んだシステムのことを言う。
【 CAE 】( Computer-Aided Engineering )
コンピュータによる設計支援と訳される。
高度な科学技術計算を用いて、さまざまな製品モデル等のシミュレーションや解析を行なうこと。
CADが製図作業を支援するものであるのに対し、CAEはCADで設計されたモデルの機能や性能をさまざまな角度からシミュレーションし、さらにその結果を目に見える形に変換するもの(可視化)。
これにより、現実には観察が難しい現象のシミュレーションも行なえるようになった。
【 CAM 】( Computer-Aided Manufacturing )
コンピュータを利用して製造を行なうこと。NC工作機械などを制御して自動製造を行うこと。
金型加工を行なうNC工作機に代表されるもので、1950年代より普及した。またCADデータを活用しCAMで製造をするしくみを、「CAD/CAMシステム」と呼ぶ。
【 PDM 】( Product Data Management )
製品データ管理(Product Data Management)の略称で、工業製品の開発において、設計開発から保守廃棄までの製品ライフサイクル全体に関係するデータを統合的に管理するシステムのこと。
特に製品開発の段階から製品ライフサイクル全体を意識することが可能となり、業務の迅速化、効率化が可能となる。
【 CIM 】( Computer Integrated Manufacturing )
コンピュータ統合生産といわれ、研究開発、設計、生産、調達、販売など、生産にかかわる活動をネットワークで結び、一元化されたデータベースにより情報を共有し、コンピュータによる統括的な生産管理を行うシステム。
CIMシステムの形態は生産品目によって大きく異なるが、在庫とリードタイムを最小限にする目的は共通している。販売や生産など個別業務の最適化だけでなく、製造業の活動全体を最適化する。商品の売れ具合から生産量をダイナミックに変更したり、物流を最適化したりすることが可能になる。
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