システム戦略 - 18.システム企画 - 2.要件定義 - 2.要件定義

Last Update : January 02 2021 16:00:47

     

a. 要件定義の目的

システムや業務全体の構成、システム化の範囲と機能を明らかにすること。そのことで、開発者と利用者の間で共通の理解が得られ、システム開発の間での誤解が生まれにくくなる。


b. 要件の定義

要件定義には、業務上必要な業務要件(ビジネス要件)定義と、業務要件を実現するためにシステムに必要な機能を定義する機能要件定義、処理速度や信頼性、移行要件など直接利用者の要求している項目ではないが、システムの信頼性、可用性、セキュリティなどの点から必要な要件である非機能要件定義の3つがある。


c. 要件定義の手法

d. 利害関係者要件の確認

開発するシステムには、複数のステークホルダが存在し、それぞれの要求事項も存在する。それらの要求を考慮し、定義された要件について、実現可能性、妥当性、システム戦略との整合性を検証し、ステークホルダ間で要件の合意と承認を得る必要がある。

ファシリテーション
会議、ミーティング等の場で、発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法・技術・行為の総称。
グループ活動が円滑に行われるように、中立的な立場から支援を行うこと。またはそのための技術のこと。協働促進と訳する向きもある。
会議の場などで、コンテンツ(議論の内容)に対して公平な立場にたち、話し合いのプロセス(流れ)に介入してファシリテーションを行う者のことをファシリテーター(Facilitator)という。
ファシリテーションの基本スキルとしては、

  1. 質問、発言、要約
  2. 話を聴く、話を引き出す
  3. 記録
  4. グループ調整
  5. コンセンサス、意思決定プロセス

が挙げられる。


  [ 例題 ] 
  1. 平成29年度春期 問75  ファシリテータ


     

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