システム化構想では、経営戦略を実現するためにシステムがどのようにあるべきかをエンタープライズアーキテクチャなどのシステム最適化手法を用いて最適なシステムデザインを計画し、関係者間でシステム化構想の共有を行い、承認を得るようにする。 システム化構想では、経営戦略や情報システム戦略に沿った情報システムの目的と、期待される成果(目標)の策定、対象とする業務の明確化、目標とする全体像の作成、投資目標の策定などを行う。
【 BABOK 】( Business Analysis Body Of Knowledge )
ビジネスアナリシス(Business Analysis)」のための知識体系
BABOKバージョン2.0を構成する主な要素には、KA(Knowledge Area:知識領域)、タスク(Task)、技法(Technique)の3つがあります。
ビジネスアナリシスとは、ビジネスを成功に導くために必要なタスクやテクニックを集めたものである。
具体的には下記の4つがポイントになる。
BABOKバージョン2.0は7つのKAから構成されています。
KA(Knowledge Area)
【 SoR 】( Systems Of Record )
データを正確に記録するためのシステムのことであり、従来の業務システムのほとんどはこちらに分類されます。
設計・運用において、正確性、信頼性、安定性が重視されます。データ構造も最初の設計段階と大きく変化することはなく、静的なシステムです。
【 SoE 】( Systems Of Engagement )
顧客とのつながりを意識したシステムのこと。
実際にユーザーに活用され、ユーザーとシステムとの関係を強化することを目的としています。
【 SoI 】( Systems Of Insight )
先を見通すためのシステム。
蓄積された情報の加工や分析を通じて何らかの有用な洞察(insight)を得ることを主目的とするシステムで、通常はSoRやSoEと組み合わせて用いられる。
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