可用性管理では提供されるサービスに対し、ITサービスが必要な時に提供できる能力について管理する。利用者が利用したい時にサービスを利用できるようITサービスを構成する個々の機能についてそれぞれ維持管理を行う。キャパシティ管理がサービスレベルに対するITサービスの「量」をコントロールするのに対し、可用性管理ではITサービスの「質」をコントロールする。可用性管理ではITサービスの可用性/非可用性を予測、計画して管理することを目的として以下の目標を掲げている。
可用性は、稼働率で表すこともできる。稼働率は、
MTBF ÷ (MTBF + MTTR)
で求めることができ、MTBFで示される信頼性と、MTTRで示される保守性の2つを高めれば可用性も高くなる。
【 サービス性 】
運用業務を外部または組織内のシステム部門などに委託している場合に、可用性、信頼性、保守性が契約内容または合意内容を満たしていること。
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