「インタラクティブ・システムに対する人間中心設計」という、ユーザビリティに基づいた製品開発のしかたに関する国際規格。
利用状況の分析から評価までのプロセスを、ユーザーから適切な情報を得ながら進めてゆくことが規定されている。
この規格はコンピューター画面やコンピューターを組み込んだシステムの使い勝手をユーザーの視点に立って設計・構築することを求めており、特に組織に対してユーザビリティ試験施設、関連部署・人員の配置、教育の実施などが求められている点が特徴的である。
ユーザーの「利用の状況」を観察し、またステークホルダー(使用者と、商品の購入決定者や機械管理者も含めた利害関係者)の要求を把握した上で、これを製品開発に適切に盛り込むことを求めている。従って、製品の企画から生産に至る全工程で、人間中心の精神をふまえたプロセス改善活動を行っていく必要がある。
ISO 13407では以下のような原則が定義されている。
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