【 ハードディスク装置 】
ハードディスク装置は、プラッタ、スピンドル、スイングアーム、磁気ヘッド、アクチェータ(ヘッド位置決め装置)によって構成される。
●磁気ディスク装置のアクセス時間
アクセス時間とは、制御装置がデータの入出力に関する要求を出してから、データの転送が完了するまでの時間のこと。
-- 計算方法 --
●フォーマット
ハードディスクはフォーマットをしないと使えない。そのフォーマットの形式に物理フォーマットと論理フォーマットの二種類がある。
●デフラグメンテーション
HDDのようなディスク式記憶装置でファイルの生成と削除を繰り返していると、ファイルが占める領域がだんだんと分断化されてゆく。これをフラグメンテーション(断片化)という。ファイルが断片化すると、ひとつのデータがディスクのあちこちに点在している状態になり、余分にディスクヘッドを多く動かさなければならないため、ファイルアクセスが遅くなり、またディスク装置の寿命を縮める恐れもある。空き領域が断片化すると、大きなファイルを生成するときに断片化しやすくなる。元々は、ファイルシステムがあえて断片化を許容することでデータの柔軟な管理を可能としているため、断片化は宿命といえる。
デフラグはこのような断片化された状態を整理し、ファイルや空き領域を記憶装置中で連続的に配置し直すことによってファイルアクセスの速度を向上させる可能性がある。
デフラグメンテーション処理自体も連続的な読み書き動作をディスク装置に求めるため、ディスク装置の寿命を縮める可能性があり、どの程度の断片化でデフラグを行うべきで、行うべきでないのかといった点で信頼できる実験データなどは知られておらず、おおむね経験則に基づいて実行されている。
【 フロッピーディスク装置 】
「フロッピーディスク」は、「トラック」と「セクタ」から構成されています。データはセクタ単位に記憶されます(セクタ方式)。読み書きは、磁気ヘッドとディスク面は接触して行う。
●記憶容量
1セクタの記憶容量 × 1トラックのセクタ数 × 1面当たりのトラック数 × 記録面数
【 SSD 】(Solid State Drive:ソリッドステートドライブ)
半導体素子メモリ(フラッシュメモリ)を使ったドライブ(記憶媒体)のこと。
メリット
・衝撃に強く、発熱、消費電力が少ない。
・読み書きの速度が非常に速い。
・作動音がない。
・HDDよりサイズが小さく、軽い。
デメリット
・HDDに比べて容量が少ない。
・まだまだ容量単価としての価格は高い。
・突然故障してデータの読み出しができなくなることがあり、データの救出が困難。
SSDの転送速度はHDDと比較すると非常に高速です。SSDの転送速度が速い大きな理由としては、機械的な待ち時間が存在しないことが挙げられます。HDDはどうしても、目的のトラックまでヘッドを移動させる「シーク時間」と、そのトラック上で目的のセクターが来るまで待つ「回転待ち」時間に数十ミリ秒~百数十ミリ単位の時間を要します。これがSSDとHDDの速度差を感じさせる大きな原因の1つです。そんな高速データ転送が可能なSSDですが、実は「書き換え寿命」が存在します。
SSDに用いられている「フラッシュメモリ」のデータを記録する最小単位をセルと呼びますが、このセルは徐々に劣化を起こします。一般的な「NANDフラッシュメモリ」の場合、セルはおよそ1千~1万回程度の書き込みと消去で寿命に達します。
【 CD-R/RWドライブ 】
●データの書き込み方式
【 ブルーレイドライブ 】
波長の短い青紫色レーザを使用して記録を行う装置で、片面一層のディスクで 25 GB、片面二層のディスクで 50 GBが記録できる。
BD-ROM : 読み出し専用
BD-R : 追記型。2層式は、BD-R DL
BD-RE : 書き換え型。2層式は、BD-RE DL
論理フォーマットは、UDF2.5を採用。
【 DVD-R/RW ドライブ 】
DVDは、MPEG2と呼ばれる動画圧縮方式を採用し、動画を2時間程度記録できる。
論理フォーマットは、UDFを採用。
【 磁気テープ装置 】
磁気テープは、1プロック記録するのに「IBG」(Inter Block Gap)を含める必要があります。IBGはブロックを識別するためのものです。1ブロックには複数のレコードが記録されます。
いくつのレコードをまとめるかを表現したものがブロック化因数
この場合ブロック化因数3
ブロック化因数1のときブロック化しない。しかし1レコードに1つIBGはつく。
●ブロック長の計算
(1) ブロック化因数×レコード長
(2) (1)÷記録密度
(3) (2)+IBG (mm./ブロック)
●一巻に記録できるレコード数
(1) テープの長さ÷1ブロックの長さ(上記の(3))
(2) (1)×ブロック化因数 (レコード数)
●1プロックの読み込み時間
(1) レコード長×ブロッック化因数
(2) (1)÷データ転送速度
(3) (2)+起動時間 ※IBGの中間でテープは一旦停止する。
【 光磁気ディスク装置 】
光磁気ディスクでは、データの書き込みは、光で記録面を熱して、磁気で磁化して記録する。
読み出しは、光を使って読み込む。
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